21/03/14

信じられなくなるときがある。もしかしたら私はいま煙に包まれているのではないか。本当は小学五年生の月曜の夜の空想ではないか。もしかしたら、本当は、もう死んでいるのではないか。どうしてここにいるのかわからなくなるときがある。急にいま・ここに飛ばされてきてしまったような気になる。季節限定のジャムも70cmのビニール傘もこぼれそうなチューリップも、すべて嘘みたいで不安になる。そういうときの確かめ方をまだ見出せていない。本当のことなんて、よくよく考えたらどうだっていいのにね。あなたも、誰をも、解決策にしないと言い切りたい。