お昼寝に付き合ってくれ 畳んだままの布団 郵便屋さんのバイクの音 目を覚ましたら少し日の傾いた夕方で 寂しくならないように麦茶を飲んで その正しさでごまかして 寝起きの怠さが残る身体でスーパーか銭湯か居酒屋まで歩きたい 春の柔らかい風を感じながら…
春は夜。あらゆることから匿ってくれる夜。少しぼやけた月が美しく、桜の花は白く光る。もうこれからは凍えないで散歩ができる。 夏は夕方。余韻のような夕方。七時頃まで空は明るく、紫やピンクの夕暮れは世界の終わりのよう。暑すぎた日には夕立が降り、街…
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