それは透明だけど透明じゃない。 彼女の寝息には色がついている。空気よりも少し重たくて、ベッドを滑り落ちてしばらく床の上に漂う。 私はこの不思議な現象をたまたま見つけた。話し込んでいたら終電を逃して、なんとか歩ける距離にある彼女の部屋に泊めて…
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